いわてアートプロジェクト2016

2016.10.14 美術コース通信

4月27日(水)5~7時間目、美術コース2学年全37名と3学年希望者11名の計48名を対象に特別非営利法人岩手未来機構主催「いわてアートプロジェクト2016」によるワークショップが行われました。

講師は、スペインを代表するアーティストのホセ・マリア・シシリアさんです。シシリアさんは、これまで岩手・宮城・福島の3県で、アートを通じて東日本大震災の記憶を未来に伝える活動を展開してきました。

ワークショップの内容は、「能面のイメージ画」と「融合と分裂のイメージ画」制作の二本立てです。「能面のイメージ画」についてシシリアさんは、「時間の流れがテーマ。過去と現在は密接に関わり、現在の中に過去が存在する」と日本伝統の能面を取り上げた理由を説明しました。

生徒達は、能楽師として活躍されている金野泰大さんの能舞や能面を見てイメージを膨らませた後、デザイン取りかかりました。

「融合と分裂のイメージ画」では、原子力の専門家であるホアン・ナスターさんによるスライド説明の後、イメージ画に取りかかりました。抽象的なイメージを自分なりに捉えて表現しようと積極的に取り組んでいました。

今回のワークショップで得るものは非常に大きく、貴重な経験となったようです。

最後に、特別講義の感想を一部紹介します。
 
・今回の体験で特に印象に残っているのは、実際に能舞を見たことです。能舞を近くで見ると、動きはゆっくりなのに力強さを感じました。能面を自分で描く時は、能舞のように力強く描くことを意識いて描けたのでよかったです。
 
・参加する前は、表現することを難しく考えすぎていましたが、自由な発想や表現の仕方があっていいのだと改めて実感することができ、いい経験になりました。
 
・ワークショップを通じてインスピレーションして描くことの難しさとそれと同時に楽しさを見いだせて良い経験になりました。

 
 
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