7月22日(土)と23日(日)の2日間、読書合宿が行われました。
今年はまず、中心街の八戸ブックセンターを見学しました。
市が運営するという新しいスタイルの書店であるブックセンターは、本に親しめるような工夫がたくさん詰まった空間になっています。八戸ゆかりの有名人が本を紹介する「ひと棚」コーナーや、ハンモックに揺られながら人生をテーマにした本を読むスペースなど、ユニークな仕掛けがたくさんありました。
ギャラリーでは八戸の漁港でも撮影が行われたという、東出昌大さんの写真展が開催されていました。
その他にも地元の企業などとタイアップした宣伝スペースがあったり、読書会など様々なイベントがあったり、スタッフの方々の「本で町を元気に」という熱意が伝わってきました。
説明していただいた後の自由見学では、思いの思いの本を手に取り、椅子で読みふける姿が見られました。本屋さんで、ドリンクを飲みながら本を座って読めるなんて、夢のよう。生徒たちはあっという間に、魔法のように本の世界に引き込まれたようです。
学校では、毎年恒例ビブリオバトルに挑戦したあと、今年のテーマ本である朝井リョウ『何者』の読書会をしました。
写真は、ブレインライティングの手法を使って話し合いのアイディアを出しているところです。
就職活動の中で描かれる若者達の人間ドラマで、親近感を持てる作品だったようです。「どのキャラクターに一番惹かれるか」や、「ルームシェアをどう思うか」「SNSの闇」「演劇の魅力」など、身近な話題がたくさん出されました。
以下は生徒の感想です。
ブックセンターに初めて行きました。心理に関する面白い本を発見したので、後で買いに来たいと思いました。ジャンルごとに分かれているので、今まで出会わなかった本と会うことができて嬉しかったです。
今回私が学んだことは、限られた時間の中でどのように相手に作品の良さを伝える事ができるかということです。相手に伝えるボキャブラリーの少なさも痛感しました。もっと表現力を鍛えたいと思いました。