ビブリオバトルで準チャンプ本獲得

2018.11.22 総合コース通信

 11月17日(土)、デーリー東北にて「知的書評合戦 第5回 ビブリオバトルinハチノヘ」の決勝戦が行われ、予選を勝ち上がって本校から出場したカレッジコース1年・橋爪駿さんが「準チャンプ本」を獲得しました。

 この大会は「本のまち八戸」にちなみ、さまざまな本の魅力を紹介し、読みたくなった本を投票で決める書評合戦です。本好きな市民同士が交流を深める場として定着しつつあります。

ビブリオバトルinハチノヘは「北奥羽戦」として、高校生から一般の方までが同じ土俵で全世代対決を繰り広げます。ラジオ局BeFMのパーソナリティーとしておなじみの大地球さん、八戸学院大学のアナウンサー三浦文恵さんが軽快なトークで司会を務め、登場時や結果発表の際には効果音も流れ、豪華な演出でした。

 今年は高校生の出場者が多く、決勝の前に「高校生の部ファイナリスト決定戦」が行われ、決勝に出場する3人が選ばれました。決勝は高校生3人に加え大学生、一般A・Bの各部門の予選を勝ち抜いた3人の計6人で争われました。

観戦者の投票の結果、準チャンプ本には、橋爪さんの紹介した『なくなりそうな世界の言葉』(吉岡乾著)が見事選ばれました。チャンプ本・準チャンプ本共に高校生が制すのは初めてだそうです。少数言語の中から、奥深く想像力を掻き立てる素敵な言葉を集めた絵本『なくなりそうな世界の言葉』。「様々な地域に眠る言葉の美しさ」を知ってほしいと、愛情をこめて伝えることができました。

 決勝の前には特別ゲスト、『翼はいつまでも』や『雨鱒の川』の著者として有名な十和田市出身の小説家・川上健一さんの講演が行われ、ビブリオバトルも観戦されました。川上さんは表彰式でプレゼンターもつとめ、橋爪さんの推薦本を興味深そうに手にし、激励の言葉をかけてくださいました。

直接人気作家さんと話す機会に恵まれ、本人にとっても忘れられない一日になったことでしょう。

 橋爪さん、おめでとうございます。

八戸市内の中学校、高校でもビブリオバトルに取り組む学校が増えてきました。多くの高校生がビブリオバトルをきっかけに読みたくなる本に出会い、読書を通して人間性を豊かにし、学生同士の知的交流がますます盛んになる日も近いかもしれません。

当日の様子は八戸テレビ、BeFMで放送されるとのことです。

 

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