「夏期実技講習会・立川美術学院」
本校では実技講習会を春、夏、秋、冬と年間4回実施しています。
夏期講習会は8月4日(水)~6日(金)、東京立川美術学院の
講師2名を招いて行われました。

3日間の講習に1,2,3年生の希望者30名が取り組みました。
【1課題目】7時間
デザイン系は石膏(ヘルメスorマルス+ホース)です。
ヘルメスもマルスも裸体の像なので取っ掛かりが少ないように
感じますが面の向き、ホースとの関わり、回り込みなど徹底した
指導が行われていました。

絵画系は静物+想定です。
与えられたモチーフに想定の背景を付けます。
各自用意した資料とのマッチング、高い完成度になるよう
指導が行われました。

【2課題目】10時間
デザイン系は平面構成です。
カボチャ・折り紙・ガラス棒。モチーフの特徴をダイレクトに伝えるためには
ひたすらに描写するのではなく、対比で引き立たせる方法、構成を学びました。

絵画系は人物着彩です。
夏らしくモデルさんは浴衣姿です。背景にはお面や団扇が掛かっており
構図の取り方から学びました。肌の色合いを出すのが難しいのですが直接
手を入れ指導して頂きました。

制作は客観的な視点が大事です。
どのようにモチーフの魅力を相手に伝えるか議論中です。

生徒達は集中して制作に打ち込み、普段よりも完成度を上げることが出来、
充実した講評会となりました。



8月4日、5日の2日間、宮崎県宮崎市で開催された第34回全国高校総合文化祭美術工芸部門に、美術コースの生徒2名が参加しました。

参加した生徒は3年8組大塚なつ実さんと、庭田薫さん。
2人は昨年度青森県高校総合文化祭で最優秀賞と優良賞を受賞し、
全国大会出品作品に選抜されました。

4日の午前中には宮崎県立美術館で、全国から出品された作品を鑑賞しました。各県から選出された作品は、完成度が高く、素晴らしいものでした。

午後から県民文化センターで部門開会式とアトラクションが行われました。
その後、宮崎大学准教授、画家の大泉佳広先生が講評を行いました。

大泉先生は、アクリル絵具を厚塗りして独特の世界を描き出している作家です。

講評は、作者と対話しながらアドバイスを分かりやすくまとめていたので、
印象深く、生徒達の参考になりました。

5日は交流会に参加しました。
カッティングシートを使ってうちわを作るワークショップです。

最後は全員のうちわをつなげて一つの作品に仕上げました。
来年度も全国大会に選抜されるように、県の高総文に向けて制作に励みます。

7月24日(土)、工大二高の本校の体験入学が行われました。中学生の皆さんが、部活動の体験をコーナー等を、スタンプラリーで行いました。美術コースの体験入学は、パステルを使って果物の絵を描きました。中学生と85名、保護者19名の参加者がありました。
実習は70分。皆、集中して制作に臨んでいました。

高校生がアドバイスをして、手助けをしながら一緒に頑張りました。

無事、完成させることが出来ました。皆さんご苦労様でした。
毎年行っている美術大学特別授業。今年は7月13日に行いました。今回の講師は、東北芸術工科大学映像科准教授の
松村泰三先生。映像制作の特別授業でした。

松村先生は第18回現代日本美術展大賞を受賞。《光の箱》などを作るワークショップを
開催。簡易な仕組みでありながら、光学原理や映像機器の基本システムを応用し、見
て、触れて、五感で体験する作品を発表しています。
最初にたくさんの映像作品を鑑賞しました。80年前のアニメーションから最新のアニメ
ーションまで観ることが出来、設備や技術の世界と思われがちな映像は、実はアイデア
が最も重要だと学びました。

現在人気の映像ユニット「トーチカ」が制作した、ペンライトを使った有名な映像作品。
長時間露光した写真をコマ撮りして映像に仕上げたものです。

デジタルカメラを使ってコマ撮りアニメーションを制作。人物や小物を少しずつ移動させ
一枚一枚デジタルカメラで撮影。その後パソコンへ取り込み映像ソフトで編集します。
1秒間に20枚の写真を費やすとしたら10秒では200枚の写真が必要です。
午後2時間半を費やし平均300枚くらい撮っていました。1グループ5~6人で撮影し
ています。


カメラマン、それ以外は小物を動かすことに徹して働いています。
ジャンプした瞬間の写真を繋げると空を飛んでいるような不思議な映像となります。

男子チームはアクションにチャレンジ。手からエネルギー波が出ています!

三年生はグラスに入った水に色を足して行き、その色の変化と水かさの変化による
凝った演出をしてくれました。

授業の最後に上映会を行って終了。上手く繋がっているシーンがあると拍手が
起こりました!
モノが変化していく様を捉えるのは難しく、しかしアイデア次第でいろいろな伝え方があると学びました。
2010「日本画集中授業」

6月10日から7月9日の約1ヶ月間に渡り、
日本画の集中授業が行われています。
制作には専門的な知識と技術が必要なため、
青森市在住の日本画家、小野定先生に指導して頂いています。

生徒が描くモチーフでアトリエは熱帯雨林化しつつあります


日本画で扱う絵の具は「岩絵の具」です。岩を砕き、
サラサラの状態で薬瓶に入っています。

これだと紙に定着しませんので「膠(にかわ)」が登場します。
そもそも絵の具は顔料とのりで出来ているので膠はのりの役割と
なるのです!
岩絵の具と膠を指で混ぜ、お湯で溶いて初めて絵の具の完成です。

全ての工程で手間ひまが掛かるのですが、近年何かとインスタント化されている
時代のなか、じっくり腰を据えて作業を行うことは気持ちが落ち着いて良いものです。
先日行った鯉艸郷の写真を基に制作しています。丹念な仕事です!

原画と下地は同時作業です。どちらも気が抜けません!

一ヶ月の講義も中盤戦が過ぎようとしています。
完成が楽しみですね。