10月15日(金)美術コース全学年が、青森県立美術館で開催されている
「スタジオジブリ・レイアウト」展を見学しました。
≪レイアウト≫とは、一枚の紙に、背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークの有無やそのスピード、撮影処理など、そのカットで表現される全てが描かれた映画の設計図とも言えるものです。
分業化が進んだ現在のアニメーション制作において、作品の統一感を持たせる上で重要な役割を果たしています。
レイアウトはアニメーション制作の一工程ですが、そこには実際にカメラで撮影したり、正確な数値で構築したものでは感じることができない、作り手たちのイマジネーションにあふれています。
一枚の鉛筆画でありながら、アニメーションでしか表現のできない、人の手が実際に描いて作り出す、豊かさを感じる作品となっています。
◆生徒の感想から
・私たちがよく知るジブリは映画やテレビで入る完成した作品で、どうやって作られているの
か、その過程を見ることはできませんでしたが、今回の展覧会でその過程の一部を見るこ
とができて勉強になりました。
レイアウトはたくさんの色を使わず4つくらいの色で光と影が表現されていて
完成された作品とは違ったきれいさがありました。
全部が勉強になることばかりでした。
・細かなところまでの描写や、色鉛筆でされた着色がとてもきれいで完成度が高かった。
アニメ映画一本でそのような絵を1000枚以上も描くことのすごさ、更にそれを描くための
発想力。すべてにおいて、仕事としてやっていくプロはかっこいいなと思う。
これからこの経験を少しでも生かしていけるように頑張っていこうと思う。
・生でレイアウトの絵を見て、とても感動しました。
絵が上手いのに改めて驚かされましたが、同じ仕事に関係する人達が、
密接に関わりあっ て作業をしている様子がよく分かりました。
おそらく、どの仕事もそうなのでしょうが、
人との繋がりが作品を成功へと導いているのだと思いました。