美術コース展覧会見学

2017.06.23 美術コース通信

619日(月)、青森県立美術館で開催中の、「ラブラブショー2」展を、美術コース生全学年が見学しました。この展覧会は「出逢い」をコンセプトとした美術展で、美術をはじめ、多彩なジャンルで活躍しているアーティスト、クリエイターが出逢い、ここでしか成立しない作品が生み出されています。表現の多様性を尊重し、作品を自由な解釈で楽しむことのできる、現代/文化の「アンソロジー」として構成されていました。生徒達は、空間と一体になった様々な作品に真剣に見入っていました。以下は生徒の感想文です。

1年生: 見学を通して沢山の驚いたことがありました。作品自体にも驚いたのですが、展示の仕方が面白く感じました。2人の作家が出合い、一つの空間で未知の空気を作り上げていました。「きみになりたい」では、2人の作家が少女をモチーフに制作していました。古賀学の作品は、女の子の可憐さや美しさを表現しており、チェン・チンヤオの作品は、かわいらしさを踏まえつつ、危険さも出しているという違いが見えてきました。お互いの作品が相乗効果を生んでいました。斬新な作品に触れることで、自分の創造の幅も広がりそうです。有意義な見学にできてよかったと思います。

2年生:今回見た展覧会の中で私が印象に残ったのは、ユェン・グァンミンの「能動的風景」という映像作品です。大きなスクリーンに、人が誰もいない風景が映し出されていました。そこでゆっくり動く風景が、私には怖く感じました。高いところからのアングル、前や後ろにゆっくりと動いていくカメラ、薄暗くて誰もいない空間、全編に流れる不思議な音。特に研究室のようなところのカットでは、なぜか「見てはいけないもの」を見ている気がしました。これまで感じたことがない印象を受け、強く心に残りました。

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