美術コースでは、毎年美術大学との連携授業を行っています。
10月17日(月)と18日(火)の二日間、東北芸術工科大学美術科金属工芸コースより教授と助手の方をお迎えし、特別授業としてスプーン作りを実施しました。 1、2年生全員と3年生希望者の合わせて72名が参加しました。
スプーンのデザインが決まったら糸鋸でスプーンの形に切っていきます。
スプーン型にカットした後は金槌でスプーンの丸みを作ります。
ユニークなデザインですね。
切り口をヤスリでなめらかにしながらイメージに近い形に整えます。
写真は、錫(スズ)でメッキをしていく作業です。
薬剤でスプーンを磨きます。
完成しました。
世界にひとつだけの、オリジナルデザインです。
曲線美を生かしたスプーンや木の葉をイメージした柄のスプーンなど、
本当に多くのアイディアを見ることができました。
生徒達は実習に没頭して取り組み、普段と授業で学んだ知識や技術を金工に応用して独創的なスプーンを制作していました。空いた時間で自主的に「もう一つ」を作る生徒も多く、制作に対する姿勢に成長を感じました。
この経験は工業工芸の分野に進む3年生にとっては進路に直結する充実した実習となり、1,2年生にとっては、今後の進路選択の一助となる良い体験になりました。